マイクロスコープは何処まで見えているのか。千円札を観察してみた。東京職人歯医者 |
しかし、マイクロスコープ顕微鏡歯科治療は見ながら治療が出来る.大きく拡大して小さく治療するのである。これが2000年からの歯科治療である。
どこまで見えているのかが治療成績の結果に大きく影響する。小さな虫歯治療、神経の治療、歯周病再生療法、補綴治療、外科治療、インプラント治療…。全ての歯科治療に顕微鏡は用いる。
〜情報は一部の歯科医師が独占し共有している〜
『極力削らない、抜かない治療とはそこが見えなければ始まらない。見えなければ取り残しや過剰治療となってしまうからです。現代歯科学においてはマイクロスコープは基礎的な治療に必須なものと言える。』
マイクロスコープで千円札を診てみた。
ご存知『野口英世博士』です。
会津の同郷の偉い人です。博士の伝記はたくさん読みました。
一般的な歯科治療用ルーペ(拡大鏡)はこのくらいの倍率です。肉眼やルーペ(拡大鏡)では何にも見えない、精密な作業は出来ないことがこれから実証されます。
これ位の文字の識別は肉眼で見えるかもしれません。
ココからマイクロの本領発揮。
目を拡大しました
千円札にはこんな文字が隠されているのを知っていますか?肉眼で探すのは難しいと思います。
『二』
『ホ』
『ン』
メモリが1ミリのメジャーを当てるとこんなもんです。
0.5ミリ以下の字です。
0.5ミリのシャープペンで同じ大きさの字を書こうとしたが…。無理そうです。
0.5ミリの芯が巨大すぎる。
マイクロスコープで見ながらナイフで芯を削りました。
『二』一回で成功
『ホ』
『ホ』は20回練習。
難易度Aランク.
虫歯の治療より難しい。
芯も崩れてしまうし…。
『ン』
微妙であるが一回で成功
ある研究によると肉眼での作業は2ミリくらいのレベルであるらしい。マイクロ下で修練すれば数十ミクロンの作業を習得することができるということだ。
マイクロスコープを使えば0.5ミリの字が書けることは分かった。『ホ』はかなり苦労したが…。もっと修行せねば。侮るなかれ恐るべし『ホ』
『ニホン』と書かれているのを知っていて、いつでも診ることができるのはマイクロスコープを持つ歯科医師だけ。治療でも無限の情報が視覚から得られます。肉眼で出来ない治療はマイクロスコープで可能となる証明です。見えるからです。
治療精度もココまで追求出来るのです。
マイクロスコープ顕微鏡歯科アシスタントYUさんブログ
歯科治療は精密治療を要求される。精密な治療は精度の高い検査と精密さを唯一追求出来るマイクロスコープが無ければ成立しない。
東京職人歯医者。
『ニホン』はココにあります。恐るべし、マイクロスコープ。