老化のメカニズムと歯周病のシビアな関係 |
参加者 入谷 戸田 山本
歯周病に関する最新の研究データ情報を得るためだ。
早く会場に着きすぎた。一人で途方に暮れる…。
【日時】2007.10.15
【場所】NUDS
【講師】宮田隆先生
元明海大学歯周病講座教授
・病院長
【テーマ】歯周病と老化
最新の研究では歯周病は全身に影響を及ぼしている事が科学的に証明されてきている。事は思ったより深刻でシビアであると認識しなければならない。
歯周病とはバクテリアにより歯肉と骨が溶かされる深刻な病気です。歯肉と骨が慢性的に溶かされているにもかかわらず無症状に進行するのか特徴です。歯周病は歯や歯の周りの組織を痛めるだけではありません。
歯周病により溶かされた歯肉は潰瘍という形で内部組織が外部の汚染された環境と接します。慢性的長期的に歯周病に罹患している場合、開放された組織からバクテリアやウイルスが体内に侵入します。
そして全身へのシビアな障害が生じます。
心筋梗塞などの虚血性心疾患、糖尿病の悪化、胎児への深刻な影響、肺炎、そして老化へ拍車をかけることが科学的に証明されました。
虫歯や歯周病は自分一人では管理できません。歯科医師・歯科衛生士のプロフェッショナルケア(Advanced Care )なしでは100%虫歯や歯周病になります。
少なくとも数か月に一度は歯科医師・歯科衛生士のプロフェッショナルケアを受けなければ口腔内は深刻な状態へと導かれてしまうことは科学的に証明されています。
年に一度は当オフィスで行っている口腔領域の精密検査も必要です。
それに加え、あなたの健康に最も必要なのは自分の口腔状態を理解し、日常の的確なセルフケアーをすることが重要です。
ネットでは削らない、インプラント、詰め物や被せものに興味が行きがちと思います。
それは削るのが上手い歯医者、インプラントが上手い歯医者、下手でも良い歯科材料を使っている歯医者を躍起に探しているに過ぎません。
欧米先進諸国では30〜50年前に達成している虫歯のなさの水準を、未だ日本は目標としています。
顕微鏡やCT、レーザー、LSTR療法、エステニア、ジルコニア、カリソルブ、エムドゲイン、接着性レジンセメント、MTA,PMTC,CR…………、がなかった時代から既に口腔状態は今の日本より桁違いに良いのです。30〜50年前にです。
歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士はまずはいかにお口を健康に保って頂くかを考えるべきと思うのです。
http://www.advanced-care.jp
戯言
教授曰く『タイは日本の歯科医療水準の足下にも及ばない高いレベルにある。』
…事実だろうなっ。と自分はうなずいてしまう。
韓国や上海そして中国にも負けているよなー。最近は韓国の歯科医師は達は日本の歯科医師を野蛮呼ばわりしている。事実なだけに返す言葉がな、シンガポールの歯科医療は雲の上のレベル…。
会場は静まり返った。ほとんどの日本の歯科医師は隣の知らない歯医者には絶対かからないであろう。自分と同じことをしていることを知っているからだ。