First examination/しっかりした丁寧な検査をするということ/標準的検査 |
しっかりした検査を行う。当オフィスではほぼ全ての患者様に初診時に精密検査を行い治療計画を立てている。
必要な治療を行う。
そして定期的な精度の高い検査を行う。
定期的な検査で問題点がないという状態が維持出来て
初めて予防から健康維持・増進へと発展していくのである。
精密な検査を行って初めて治療計画が成り立つと考える。
例えば、18枚のレントゲン撮影と数十枚に及ぶ口腔内写真撮影そして手に入れたマイクロスコープでの診査を行わなければ、全体的な虫歯の診断と歯周病の診断はまやかしとなる。動的直視で見える以外の虫歯はほぼ全て見逃してしまうということになる。
ましてパノラマ一枚での虫歯の診断はあり得ない。デンタル(標準)レントゲン写真やバイトウイング(咬翼法)レントゲン写真で虫歯や歯周病の診断が可能となるのである。
かみ合わせの診断を行う場合は半調節性咬合器を用いなければならない。
一本の歯は全ての歯と口腔全体に影響し、全ての歯と口腔全体は一本の歯を守っているからだ。痛い歯一本だけの検査とその歯だけの治療は結局再発したり、それだけではなく全身にも障害を及ぼしていると言われている。
精密な検査を行ったならば精密に治療を行う。もちろんマイクロスコープが必要である。
痛くなったら歯医者へ行く、という不健康の連続は歯を早期に崩壊へと導いてしまう。
年に一回は必ずしっかりした検査を行う…当オフィスの考えである。
〜しっかりした検査〜
【口腔外検査】
全身状態のチェック(病気、薬、アレルギーなど)※
姿勢の観察
顔貌の観察※
眼瞼結膜検査(貧血と黄疸の有無)※
リンパ節検査※
咀嚼筋など顎口腔系の筋肉と神経の診査※
顎関節機能検査※
写真撮影
顔貌(正面、斜め方向、特に口元)
【口腔内の検査】
歯周組織検査※
噛み合せの検査※
歯の色の検査
レントゲン写真※
標準法14枚法 、咬翼法4枚
パノラマ1枚
(必要な症例では更に顎関節撮影シュラー氏法
頭部X線規格写真)
歯科的疾患のチェック※
(齲蝕、歯周病、膿嚢、腫瘍、奇形など)
口腔がん検診※
頭頸部疾患のチェック※
(腫瘍、唾石、副鼻腔疾患、顎関節疾患など)
頚動脈アテローム(パノラマレントゲン写真より)
骨粗しょう症(パノラマレントゲン写真より)
口腔粘膜・舌検査(腫瘍や粘膜疾患など)※
口腔内写真撮影(80~100枚)※
【顎模型(石膏の歯並び模型)検査】
上下の歯型の模型診断
フェイスボートランスファーを記録し
半調節性咬合器に付着しての咬合診断
上記の検査は1年に一回の検査でも(必要部分)行い経過がコンピューター画像により比較する。
初診時のカウンセリングでは今まで受けた歯科治療についてどんな気持ちで受けたか、良かったことは何か、不快だったことはどんなことがあったか、応接室でじっくり話を聞いてから検査に入る。しっかり検査をしておけば、次回以降の治療や、急患でいらした場合も即座に対応可能となる。
初診はお話をうかがい検査を行うので90分要します。その後治療方針の説明(90分間)、そして治療へ移ります。
初診時の完全な検査のメリットは大きいと思うのです。
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