謎のPMTC ただの二重請求? ワクワククルクル? 医学? 東京職人歯医者 |
そんなことばっかりやっているから追い込まれるのである。
『謎のPMTC』とは日本では一般的に『歯科衛生士によるワクワククルクル歯磨き』のことをさすと思われる。
日本の救急医療主体の歯科保険診療では予防医療が確立されていない。ほとんどの患者も痛くなければ歯医者には行かない教育をされてしまっている。故に日本では予防と健康教育を担う本来の歯科衛生士の価値はない。
保険診療では歯科衛生士はいなくても何ら影響はないのである。
従って、患者を“回す”“転がす”“流す”の保険診療スタイルでは、レントゲン撮影やらテックやら試適やら印象やら無資格診療をさせるなら歯科衛生士の存在価値はあるかもしれない。しかし歯科助手でもアルバイト女子高生でも同じ無資格者が同じ仕事をこなすので、特に歯科衛生士である必要はない。
価値がない仕事をさせられ、バイトとさほど変わらない仕事と給料で、患者をたらい回す歯科医業に疲れ果てた歯科衛生士のほとんどは20代でその職務に限界を感じやめてしまう。歯科医院は若い薄給歯科衛生士を回したいので、ただでさえ安い給料は30歳で昇給が頭打ちの国家資格である。
高いスキルを求められる自費医院で働く能力のない30過ぎの歯科衛生士はやがて路頭に迷うだろう。その後はセミナーや歯科コンサルタント業務に鞍替えすることしか生きる道はない。
そんな過酷な状況の貰いが少ない公的歯科保険医療で、なんとか歯科衛生士にワクワク稼がせようとあみ出されたのが『謎のPMTC』である。
スキルの低い歯科衛生士になんとかやる気を出させようとワクワクさせる手法として“やりがい”を見いださせるのである。そこに学問風な論理はあっても科学はない。経営学の中で『謎のPMTC』はある。歯科衛生士は知ってか知らずか歯がピカピカになり歯肉がよくなると信じきっている。
起源は『謎のPMTC』に用いるとされるチップやエンジンを売りたいがために歯医者と結託した企業が仕掛けたと思われるが、薄識な歯科衛生士にはそれを知る余地はない。むしろワクワク喜んで『謎のPMTCチップ』をクルクル回している。
薄識な歯科不衛生士はワクワククルクル回して研磨剤を歯肉溝内に送り込むので歯肉を退縮させてしまう結果を招く。
歯科医院経営的に『謎のPMTC』の存在意義は予防を隠れ蓑にした保険の二重請求にもある。
世界最安値と言われる保険治療では貰いが少ない。保険の歯石除去では不十分で治療にはなりませんと本末転倒なことを言い、『謎のPMTC』を行えば健康なお口になりますよ…という医学とは言えない荒技で、しなければ歯が悪くなりますという支離滅裂なる非科学的理論でなおかつ自費扱いになるとwin-win-systemを構築し歯科医師と歯科衛生士が組織ぐるみで患者から金を巻き上げるという絡繰りである。
その証拠に
『謎のPMTC』をしている歯科医院は無数にあれど、それを受けている歯科医や歯科衛生士は皆無に近いだろう。
かかりつけ医やかかりつけ歯科衛生士に聞いてみよう
“『PMTC』ってなんですか?”……と。
きっと答えてくれるはずである。
“保険では出来ない機械を使った研磨です。プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングと言います。”
そして
“保険では出来ないってどういうことですか?”
“プロフェッショナルってなんですか?だれがプロフェッショナルですか?”
っと聞いてみよう。
国家資格である歯科衛生士は優秀な模範解答をしてくれるだろう。
“………。”
自分も歯科衛生士に聞いてみたい。
“PMTC”ってなんですか?教えてくれ。
当オフィスには保険と自費の二重請求がないのでPMTCもない、寒天連合印象もない、同時並列診療もない、患者を“回す”“転がす”“流す”もない、謎のデュラシールもない。
東京職人歯医者